提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年8月31日水曜日

わたしの(好きな)言志四録 その89



110828

言志録 第89条




当今の毀誉(きよ)は懼(おそ)るるに足らず。
後世の毀誉は懼る可し。
一身の得喪は慮るに足らず。
子孫の得喪は慮る可し。



大所高所から見ることができること、
着眼のレベルの高さとは、
今ここでの、この自分の身からの発想ではないのだ。

今を貫く、過去から将来への、時の連なりから見えること。
自身の心体をバトンランナーにする、先祖から末代までの命の連なりに想いを致すこと。

判断の基準が違うのだ。

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