提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年8月21日日曜日

わたしの(好きな)言志四録 その81



110820

言志録 第81条




人君閨門の事、其の好たいは、
外人能く識って窃(ひそ)かに之を議す。
故に風俗を正し、教化を敦(あつ)くせんと欲するには、
必ず基(もとい)を此に起こす。


これ、いい世の中にしたい、
いい会社に、いい地域にしたいという思いを持つ時、
集団のトップならずとも、
常に心しておかねばならない。
「基」とは、自己であり、
自己の営む家庭生活である。
そこを正さずして、
先には進めないのだ。

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