提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年8月6日土曜日

わたしの(好きな)言志四録 その67

110806

言志録 第67条




利は天下公共の物なれば、
何ぞ曾(かつ)て悪有らん。
但だ自ら之を専(もっぱら)にすれば、
則ち怨を取るの道たるのみ。


自利利他がわからない。

他に利益をもたらすために、まず自らを利することか、
自らの利益のために為したことが、他を利することにもなるということか、
他の利益の為に為すことが、自分の利益にもなるということか。

自も他もない
天下公共の為と思えば、
利が悪になることもない。

なぜ利が悪になるのか。
自も他もないところ=無であり空である、
天下公共の和の状態から遠ざかるからと考える。

怨とは、和の対極の状態。
和を蝕むこころ。

自他を越えた「和」のための
自らの天命を思う。



今日は偉大なる先行者をまた知ることができた佳き日
保育支援事業をされている会社の社長ブログ


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