提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年8月31日水曜日

わたしの(好きな)言志四録 その86



110825

言志録 第86条




大臣の権を弄ぶの風は、多く幼主よりして起る。
権一たび下に移れば、復た収む可からず。
主、年既に長ずれども、仍(な)お虚器を擁し、
沿襲して風を成せば、則ち患、後昆に遺(のこ)る。
但だ大臣其の人を得れば、則ち独り此の患無きのみ。


よほど正しい道の行われている国で、
大臣たる天命に忠実な家臣に恵まれていなければ
一度、政権を手にした大臣が、
成人した君主に政権を譲渡することは、
人情からは考えにくい。
しかし、
天意にかなう政権であれば、
それを支える有徳の大臣がでるはずである。

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