提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年6月7日火曜日

私の(好きな)言志四録 その7

110607

言志録 第7条


立志の功は、恥を知るを以て要と為す。


自らの使命に生きようと決意する時、その使命に対して本当に自分が相応しいかどうか
悩み苦しむ、これは、「恥」の意識と思う。
自分の天命に相応しくない、現在の自らのあり方にたいする、憤り。
誰に対して恥ずかしいか、世間や他人に対してではない。
自分に対しての恥、それはすなわち、自分に生を与えた天に対する恥。
自らの良心に対する恥と言えるかもしれない。

志を立てることによって得られる功徳の中心は、恥を知ることである。
もしくは
志を立てるための工夫としては、恥を知ることが肝要と教えている。

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