言志録 第21条
心下痞塞すれば、百慮皆錯(あやま)る。
ころころ変わるココロも動きがあるが、
ここでは、良心の方の心、良知=魂 のこと。
心を動かされる方の心は、どちらか?
後者の方の心こそ、軽やかに、融通無碍に、動きがある方がよい。
その良心が動きを失う時、
ころころ動くココロがいくら働きまわっても、正しい道を歩めるはずがない。
心下とは、こころの奥底とのことだが、
そこに押し込められることを 良心は嫌う。
冷静な言動を時宜にかなって実現するには、
胸は空にし、腹は充実させ、
背にすまわせた良心が、からだを縦横無尽に躍動するイメージが浮かぶ。
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