提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年6月22日水曜日

わたしの(好きな)言志四録 その22

110622

言志録 第22条




間思雑慮の紛紛擾擾たるは、外物之を溷(みだ)すに由るなり。
常に志気をして剣の如くにして、
一切の外誘を駆除し、敢て肚裏に襲い近づかざらしめば、
自(おのずか)ら浄潔快豁なるを覚えむ。


日常の仕事は、諸事雑事多く、大事なこと、なかなか進まず。。。
外物を排除し、外誘を駆除し、とはごもっともだが、
仕事とは、そちらの方が多いのではないか?

しかし、これは言い訳にすぎない、
その「大事」の大事さが身に沁みてないだけだ。
真剣を自らに向け、「浄潔快豁」の境地で、大事に専念すべしと。

仕事を「志事」と呼ぶらしい。
諸事雑事も、自らの志事として、真剣に取り組む。
それも「大事」であると認めれば。

そのためには、自らの器をまず見直す必要がありそうだ。
限られた資源、仲間の時間、自らの能力、自らの時間、
それらを「真剣に」見極め見直し、
自らの大事=志事=使命に専念できていると実感こそが、浄潔快豁か。

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