110715
言志録 第45条
寵(ちょう)過ぐる者は、怨(うらみ)の招なり。
昵(じつ)甚しき者は、疏(うとん)ぜらるるの漸なり。
根本的な認識の基礎に「無常」がある。
大自然の法則しかり、
そして人情もそうであるのか。
頂点極まったものは、底辺まで転がり落ちる。(第44条)
またその勢いで、再び上まで登るかもしれないが、
頂点が続くわけではない。
そのことを忘れてはならないという、
警告でもあるが、
また、頂点の極みに溺れずに、
常に一新、
変わり続ける工夫が求められている。(第43条)
変われるものだけが、変わらずに維持され続くのは、
私たちの生命=身体も同様である。
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