110706
言志録 第36条
人の言は須らく容れて之を択ぶべし。
拒む可からず。
又惑う可からず。
これもその人の度量、器量の問われるところ。
まず、受け入れる。
まず、「はい」と受けて、それから、判断する。
出来るか出来ないか。
正しいか正しくないか。
好きか嫌いか。
判断する前に、または、即断する前に、
断って、戸ピッシャン ではいけない。
まず、受ける。躊躇しない。
択ぶ基準はもう決まっている。
だから迷うことはない。
ためらうことなく受け、
迷わずに判断する。
この言葉、思うに
壮年時代の一斎先生の反省から来ている言葉ではないか?
頂点に立つ人ほど他からの攻撃受けやすい。
また、上役からの目も厳しいだろう。
期せずして敵にしてしまったり、
相手に誤解されることが多かったのか?
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