110714
言志録 第44条
得意の時候は、最も当に退歩の工夫を著(つ)くべし。
一時一事も亦皆亢龍(こうりょう)有り。
これぞ「智慧」と思う。
第34条の「老成の工夫」と思う。
昇りつめた後には、降る道が用意されている。
これは後悔すべきことではない。
必然、必定である。
第43条でいうところ、
改めることで、
変わることはできるのかもしれない。
落ちるのでなく、くだる。
別の山を再び登ることもできるかもしれない。
得意の時に、変化を怖れないこと。
惰性とこだわりから、
いかに自らを解き放つか。
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