提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年7月9日土曜日

わたしの(好きな)言志四録 その39

110709

言志録 第39条


人の賢否は、初めて見る時に於て之を相するに、
多く謬(あやま)らず。


初めて人を観る。
その時にどれだけ真剣に対するか。
または、
何気なくすれちがう、はじめて言葉を交わす。
その時に素の人物が現れるということか。

「言を察して色を観る」(第38条)。

心の在り方やその人のもって生まれたものは、
表面に如実に表れているのだから、
それを素直に見て、人を判断することが可能であるし、
翻って、自らもそこで判別されていると覚悟するべし。

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