提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年9月3日土曜日

わたしの(好きな)言志四録 その95



110903

言志録 第95条




耳・目・口・鼻・四肢・百骸、各其の職を守りて以て心に聴く。
是れ地の天に順(したが)うなり。


地道とは、天に随うの道。
天意を地上で実現する道。
それはちょうど身体の各部、各感覚器、すべてが、その機能を果たしていること。
しかも、各々勝手にではなく、心の在り方に応じて、働いていること。

裏を返せば、心次第で、身体・肉体の在り方が変わる。
心が、天意をどう受け止めるか、どう受け入れているかで、
地上での人の在り方が違ってくる。
どのような世の中を実現できるかが問われている。

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