提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年9月2日金曜日

わたしの(好きな)言志四録 その93






110901

言志録 第93条




布置宜しきを得て、而も安俳を仮らざる者は山川(さんせん)なり。


第92条で花は無理強いされて咲くのでなく、
時機を得て、遅すぎず早すぎず、
それはまた、やむを得ず、開くと、
自然の時の流れの摂理を説かれた。

同様に、自然の地形とは、
(火山活動や気象条件の歴史を刻みながら)
その配置やバランスを、そこから はずしようがないほど、
そこから ずらしようがないほど、絶妙に保たれていると云う。

大自然のことわり、歴史の流れ、動きには、
理不尽はない。
無尽蔵の真理を感受できるか、
そこから学ぶことができるか、
が問われている。

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