提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年6月3日金曜日

私の(好きな)言志四録 その3


110603

言志録 第3条


凡そ事を作(な)すには、須らく天に事(つか)うるの心有るを要すべし。
人に示すの念有るを要せず。


自分の為にではない。他人の為でもない。
人がこの世に生を受けて為すべきは、天の意を汲み取り、天命に生きること。

毎日 身内だけでなく他人を相手にしながら、
人に注意を払わないと一歩たりとも前に進めぬような毎日を過ごしている今だからこそ、
あえて、その人の向こうに、天の意思を感じながら、
天の意に適う行動を追求することこそ大切と教えてくれる。

顧客を創造するとは、天=宇宙を顧客にできるような事業を創造するということかもしれない。
天の意思があるとしたらそれに適うようなサービスとは何か。

人を相手にしながら、その実、その人をも生かしている 大自然を相手にすること。

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