提一燈。行暗夜。勿憂暗夜。只頼一燈。
“一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂えることなかれ。只一燈を頼むのみ。” 佐藤一斎「言志晩録」十三条

2011年3月19日土曜日

なんのために生まれて/なにをして生きるのか こたえられないなんて/そんなのは いやだ!


3月16日

小学校PTA 新年度学年委員選出会議

各クラスのPTAのお世話役を男親と女親1人ずつ選びます。(各学年1クラスずつなのでイコール学年委員)
事前に、昨年や今年に役がある人を除いた中から投票をしておいてもらい、(それを教頭先生が名簿に集計してくださった中から)その結果に基づいて選出します。男親は、即研修委員(PTA広報誌の編集)、女親は即母親委員で母親学級などの運営も担います。
自分たち本部役員もそうなのだが、自らの集団のリーダー選びが、役の押し付け合いになっている現実 そのものが、自分たちの属している集団なり、組織なり、社会なりに対する、想いの薄さを表しているようで、それが悲しい現実ではある。が、選ばれた人間の自覚と意思次第で、その現実を変えることができるとも思う。
精一杯やるべし。

3月17日

NHK第一ラジオを車の中で聞いていた。大震災関連・原発関連のお知らせにまじって、
リクエストのお便りもあり、そこで、前の日に流れた、アンパンマンの歌に 涙が流れたとのことで、再度リクエストにこたえてのオンエア。

「アンパンマンのマーチ」

作詞:やなせたかし/作曲:三木たかし/編曲:大谷和夫/
歌:ドリーミング

そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!
今を生きる ことで
熱い こころ 燃える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ 胸の傷がいたんでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

時は はやく すぎる
光る星は 消える
だから 君は いくんだ
ほほえんで
そうだ うれしいんだ
生きる よろこび
たとえ どんな 敵が あいてでも
ああ アンパンマン
やさしい 君は
行け!みんなの夢 まもるため

避難所の子どもたちを和ませるための 歌が、大人をこそ慰め、清らかな涙を流させる、
今これから生きようとする皆のこころに沁み入るような言葉たち。

いままで何気なしに聞いていたが、(今でも2歳の二男のおかげでよく聞く歌ではある)PTAでも、やはり親のほうにこそ聞かせたい。

やなせたかしさんの戦争体験・弟さんの事がベースになっているとのことですが、

今こそ、親も子も「何のために生まれて、何をして生きるのか」深く問い直し、一歩前に足を踏み出したい。

今日は、朝は、中学1年の長女の教育相談で中学校へ。
夕方は、ラジオ聴きながら車走らせ、長男の高校復学願提出の日だった。


3月18日

毎月第3金曜開催の 義塾嶺西 の徳増省允先生講義記録
(嶺西とは、現在は廃校となった旧大湫小学校の前身「嶺西舎」より由来するが、この嶺は恵那山という解釈で、恵那山以西の地、恵那で現在は開催)

・今年平成23年は辛卯の年、後半には荒れると考えていたが、旧暦で二月の節が変わったばかりの3月11日に、大震災、津波、原発危機 と3重で見舞われてしまった。
・まだまだ地に足がついてないところ、つまり、便利過ぎた世の中に慢心していたところを、反省させられる。
・世界からの支援とともに称賛の声が多くあがっている現在の日本。
・モノの買い占めなどは、昭和27年第一次オイルショック時にもあるように日本人の旧弊がそのまま健在ではあるが、
・被災地での人々の姿には、また、節電や停電への対処など海外メディアに取り上げられたように、称賛されるべきものがある。
・日本人は、そのことに誇りをもっと持ってよい。
・クローデルが「高貴な民族」といい、また、大正11(1922)年来日時のアインシュタインが残した言葉、の意義を理解すべきである。
・フランスの詩人ポール・クローデルの言葉「日本人は貧しい、しかし高貴だ。世界中でただ一つどうしても残してほしい民族があるとしたら、それは日本人だ」
・アインシュタインの言葉「世界の未来は進むだけ進み、その間に幾度か争いが繰り返されて最後の戦いに疲れる時が来る。その時、人類は真の平和を求めて世界の盟主を挙げねばならない。この世界の盟主なるものは武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜き越えた、もっとも古くもっとも尊い家柄でなければならない。
世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。それはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する、われわれに日本という尊い国をつくっておいてくれたことを。」
・東西の世界の流れは、2000年からは東に向いている、現在10年たった。
・西にアフリカ・ユーラシアがあり、そこから、中国ー朝鮮半島ー日本 極東でもあり、「日出る国」でもあるが、この東アジア世界は、漢字文化圏でもあり、一体のものとして考えることができる。
・「大東亜」共栄圏には、支那事変前後の頃からの日本の自惚れがあらわれており、昭和5年から10年、16年、そして20年というこのころの歴史をこそ再度学びなおしていただきたい。
・日本は経済的に中国に越されてかまわない。盟主としての日本のあり方をこそ追求すべき、そのためにも 日本の誇るべきありようを自覚しよう。
・今回の大震災を通して、今までの日本では立ち行かないことの現れ、地方から日本は変わっていくはず。名古屋の議会解散、減税新党の勝利、しかし過半数を与えない市民の判断のバランス感覚。
・リニアの経路で考えても、東京から、東濃(土岐氏)・西濃(岐阜・信長)を経て、名古屋(尾張・秀吉、三河・家康)そして、京都・大阪。江戸湾もそうだが、同様の三河湾のある名古屋が今後発展する可能性大なり。
・「偉大なる田舎」より変わる日本。
・勝負に勝つのではなく、約束を必ずや達成するため継続する。
・信ずるからこそ、結果が出てくる。そこには信頼があり、恕の心がある。
・無理は、後になって必ず戻ってくる。中庸こそが肝要。
・日本は、地域は、自分は、使命に生きているか?立ち止まること必要。そして、自らの心を養うこと。
・アインシュタイン来日時に案内したのが、恵那岩村出身の三好学で、瑞浪市土岐小学校の校長の経歴も。
・今年恵那でフォーラム開催予定、瑞浪も縁あり。現中京短大敷地に土岐小学校の前身あり、そこに三好学ゆかりの桜の木あるとのこと。

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